次世代住宅ポイントについて

こんにちは、TAFです。 毎月1回暮らしや住まいに関するコラムを掲載していきます。
次世代住宅ポイントは、平成22年（2010年）に導入された住宅エコポイントのように省エネなどを考えた住宅の工事費用に対して補助を受けれる制度のことです。
今回も前回に引き続き、次世代住宅ポイントについてもう少し詳しく紹介します。

■次世代住宅ポイントの基本
次世代住宅ポイントは国土交通省のホームページによると、『次世代住宅ポイント制度とは、一定の省エネ性、耐震性、バリアフリー性能等を満たす住宅や家事負担の軽減に資する住宅の新築やリフォームをされた方に対し、さまざまな商品と交換できるポイントを発行する制度です。』と紹介されています。
細かい審査はありますが、まずはここで紹介されているように、
・一定の省エネなど環境を考慮したもの
・耐震性などの安全性 ・高齢者などへのバリアフリー性能
・子育てなど家事負担の軽減のある設備を設置が見込める住宅の新築
・リフォーム工事に関係するもの
に対する補助です。

■次世代住宅ポイントを受けることができる対象
上記で紹介した内容を満たした上での新築、リフォームを行う住宅への費用が対象となり、
・新築住宅の場合、平成31年（2019年）4月から令和２年（2020年）3月の１年間に契約をして着工、令和元年（2019年）10月以降に引き渡しが行われるもの
・分譲住宅の場合、平成30年（2018年）12月21日から令和２年（2020年）3月に契約をして着工、令和元年（2019年）10月以降に引き渡しが行われるもの
となります。

■どれくらいのポイントを受けることができるのか
次世代住宅ポイント制度で受けることができるポイントは１ポイント１円程度の商品との交換ができます。
条件により受けることができるポイントは変わりますが、それぞれおよそ
・省エネや耐震など、定められた一定の性能を有する新築の住宅の場合、30～35万ポイント
・長期優良住宅の場合、5万ポイント
・住宅のリフォームの場合、30万
・子育てを行うことや中古住宅の購入と合わせたリフォームのなどの条件をあわせた場合、45～60万ポイント
などとなります。

■ポイントを受けるには
ポイントを受けるためには国土交通省の次世代住宅ポイント事務局といった申請先への申請が必要となります。
申請までの流れは
①対象となる住宅工事の完了
②必要となる書類をそろえポイント発行の申請
③ポイント交換の申請となっています。
ポイント発行の申請、ポイント交換の申請などの時期についてはまだ明確に発表はされていませんが、ポイント発行の申請は令和元年（2019年）６月ころから令和２年（2020年）３月末ころまでとされています。

■ポイントを交換できる商品
以前に施行された住宅エコポイントでは、ポイントを住宅工事の費用に充てることができましたが、今回の次世代住宅ポイントではこうした利用ができません。
指定される商品への交換のみとなるようです。
ポイントを交換できる商品は
・省エネ・環境配慮に優れた商品
・防災関連商品
・健康関連商品
・家事負担軽減に資する商品
・子育て関連商品 ・地域振興に資する商品
といったものとされていますが、現在のところ具体的な商品については紹介されていません。

次世代住宅ポイントの申請時期や交換商品などについて、まだ具体的に示されてないとこをもありますが 決定次第国土交通省による次世代住宅ポイントのＨＰなどで確認できるようになるかと思います。
こうした支援制度の利用を機に新築やリフォームなどを検討されてみてはいかかがでしょうか。