子供に安全なお部屋づくりについて

こんにちは、TAFです。
毎月1回暮らしや住まいに関するコラムを掲載していきます。
ずいぶん緩和が見られるようになってきましたが、まだまだ断続的に外出自粛の風潮も続いており、活発な子供たちと自宅で過ごされる方も多いのではないでしょうか。遊び盛りで好奇心の旺盛な子供は見慣れて勝手も知ったる自宅で過ごしていても思いもよらぬことをしてしまい、けがや事故を起こしてしまうこともあります。
今回は子供に安全なお部屋づくりについてお話します。

■すっきりと片付けをする
まず、なんといっても片付けをしておくことが大切です。
部屋に不要なものが多く散らかっていると誤飲やケガ、つまづいて転倒してしまったり、転倒時にぶつかってしまうなどの事故につながってしてしまうことがあります。
また棚の上など高い位置に収納する場合には扉付きの収納を使うなど、子供のいたずらや突然の地震などで高い位置からものが落下することによる事故にないよう、工夫をすることがよいでしょう。

■家具の角など尖った部分から守る
机の角や柱、扉などの角に転倒したりうっかりぶつかったりすることでケガをしてしまうことがあります。
机の角については丸いものを選んで購入したり、家具だけでなく柱や扉の角にはホームセンターでも購入することが出来るクッション材をかぶせるなどで保護することで不意のけがから守ることが出来ます。

■コード類をまとめる
家電やインターネットのケーブルは床に這わせず可能な限り壁の高い位置から配線するようにします。
体を締めてしまう危険や転倒、いたずらで断線による感電などのリスクを減らすことが出来ます。
こうしたコード類には配線カバー（モール）などを利用するのがよいでしょう。
ホームセンターで購入してＤＩＹすることも出来ますが、コンセントの位置などと合わせて簡単なリフォーム工事を依頼するのもよいかもしれません。
またペットを飼われているご家庭でも、動物がケーブルを噛んだりすることによって断線してしまうこともありますので、こうした対策は有効です。

■暖房器具などに柵をつける
高温になる暖房器具は直接触れてしまうことでやけどや火事など大きな事故につながらないように十分な注意と工夫が必要です。

■窓枠にゲートを付ける
子供の背の届く窓の下半分の枠に突っ張り棒のように簡単に設置できるゲートを設置し、窓からの転落を防止します。ネジなどでしっかりと設置するタイプのゲートだとより安全です。
小さい子供の場合、高い位置の窓でなく、床の高さから開く窓にも設置することで、縁側のような高さからの落下防止も考えてみましょう。

■補助鍵を付ける
窓には補助鍵を追加で設置する方法がお手軽で非常に有効です。
窓の中央の高さに元からある鍵に加え、子供の手の届かない高い位置に補助鍵を設置することで、誤って子供が窓を開けて外に出てしまうことから守ることが出来ます。

■ベランダや窓のそばにものをおきっぱなしにしない
子供は好奇心旺盛なので、私たちの予想もしない行動をとることがあります。高い部屋の窓のそばやベランダの柵の近くに洗濯かごや箱など足場になるようなものを置きっぱなしにしていると、子供が足場に使って落下など大事故に繋がることがあります。

■子供を目の届く位置で保護する
食事の準備などで集中してしまうことで子供から長時間目を離してしまうことは大変危険です。
アイランドキッチンなど子供の行動も把握できるような家事の導線の工夫を考えたリフォームも有効です。

いかがでしたか。
自分たちで日頃から簡単に出来る気がけや、対策から工事を伴うリフォームまで様々あるかと思いますが、出来ることが思いあたれば少しでも対策をされることをおすすめします。
それでは次回のコラムもお楽しみに。