補助金とエコな住宅について

こんにちは、TAFです。
毎月1回暮らしや住まいに関するコラムを掲載していきます。
住宅の購入やリフォームしようとする際には決して少なくない金額が必要になります。こうした住宅購入については国や自治体などが補助金制度を設けている場合があり、それらはその時期によって社会に求められているエコや防犯、防災、高齢者補助などさまざまな課題に対して時限的に設けられています。
今回はこうした補助金とエコな住宅についてお話します。

■補助金を利用した新築購入
2023年現在には子育て、エコ対策が大きくクローズアップされ、その為の補助金が設けられています。
こうした補助金が利用できると家計の負担軽減にも役に立つこともあるかと思いますので、チェックしていきましょう。
リフォームこどもエコすまい支援事業国土交通の事業内容を伝える特設サイト(https://kodomo-ecosumai.mlit.go.jp/reform/)によると「こどもエコすまい支援事業は、エネルギー価格高騰の影響を受けやすい子育て世帯・若者夫婦世帯による高い省エネ性能（ZEHレベル）を有する新築住宅の取得や、住宅の省エネ改修等に対して支援することにより、子育て世帯・若者夫婦世帯等による省エネ投資の下支えを行い、2050年のカーボンニュートラルの実現を図る事業です。」とされており、いわゆる今注目されている社会全体での取り組みとしての、子育て世代の応援、と環境に配慮した持続可能な社会といったことに向けての補助金制度です。子育て世代などの若年夫婦世代が新たに新築住宅を購入、リフォームを検討する場合、内容によって5～100万円の補助金を受けることができるため、積極的に利用を検討してみることをおすすめします。

■補助金を受けることができる住宅の条件
この補助金を受けることができる条件は、上でもお話したようにまずは「子育て世代であること」ということがありますが、それ以外の部分として申請出来る期間（工事期間や手続きの期間）や住宅の省エネ性能や防災面での立地などの条件があります。
詳細は公式の特設サイトなどでお調べいただければと思いますが、その中で注目したい点をいくつかお話します。

・土砂災害防止法に基づく土砂災害警戒区域外に立地する
近年降雨による大きな土砂災害などの天災も多く見られるようになっています。新築などの際にはその立地が土砂災害や津波など天災に強い地域かどうかについても知っておくとよいかと思います。

・高い省エネ性能（ZEHレベル）が確認できる
ZEHとはネットゼロエネルギーハウスの略でエネルギー収支をゼロ以下にする家という意味です。太陽光発電などを使用することで自宅で必要な電力を実質的にゼロにすることで環境に配慮した住宅となっているかどうかという一つの基準です。

・外壁、屋根、天井、床の断熱
改修リフォームでの条件として挙げられている対象の工事で外壁、屋根、天井、床の断熱リフォームがあります。断熱リフォームをすることによりエアコンなどの利用量を抑えることが出来、エコにつながるというということになります。

・開口部の断熱改修
開口部とは窓や玄関扉のことを指しています。これには断熱改修によるエコ化に加え、防犯的な効果や生活騒音対する対策も含まれます。

今回お話した補助金では利用できる条件に子育て世代という範囲がありましたが、また時期を改めると別の条件での補助金が都度行われています。また今回の住宅の要件として挙げられているものは環境への負荷の軽減や私達が生活する上での光熱費を抑えたり、快適な生活を送ることに役立つヒントになることも多く見つけていただくことが出来るかと思いますので、リフォームや新築購入の際に参考にしていただければと思います。
それでは次回コラムもお楽しみに。