毎月1回暮らしや、住まいに関するコラムを掲載していきます。
みなさまの生活の中で少しでもお役に立てますと幸いです。
さて今月は、カーテンの選び方についてご紹介していきます。
お部屋の大きい面積を占めるカーテン。
カーテン1枚で、お部屋の雰囲気は何通りにも変えられます。
デザイン性だけでなく、遮光や防音などの効果をもったカーテンも増えているため、お部屋の用途によってもカーテンを使い分けていきたいものです。
【カーテンの種類】
ここでは、代表的なカーテンを紹介いたします。
■ドレープカーテン
ドレープと呼ばれる厚手の生地を使用しています。
ヒダの多さや、生地などによって様々な変化を楽しむことができます。
断熱性や、遮光、防音に優れています。
■レースカーテン
レースカーテンは文字通り、レース生地で作られたカーテンのことです。
白が多いため色褪せしにくく、お手入れがしやすいのが特徴です。
生地も薄いものから、家の中が見えない厚手のものまで様々な種類があります。
ドレープカーテンの外側に取り付けることが多く、ドレープカーテンとレースカーテンを組み合わせたものをダブルカーテンと言います。
■ロールスクリーン
ロールスクリーンは、一枚の布を上部で巻き取るものです。
下から上へと開けていくため、開口部がスッキリと見えます。
■ブラインド
ブラインドは、スラット(羽)が組み合わさって出来ています。
材質は、プラスチックや木製など様々な種類があり、材質によって雰囲気が大きく変わります。
■シェード
シェードは生地を水平に畳み、ロールスクリーンと同じように下から上に昇降させて使います。
【部屋の用途別おすすめカーテン】
■寝室
ゆっくりとくつろぐ空間である寝室は、出来るだけ直射日光や、騒音などに悩まされたくないものです。
そこで、寝室に取り付けるカーテンは、遮音性、遮光性のあるカーテンがオススメです。
遮光性に関しては「安眠1級遮光」と表示のあるものは、生地の表面にアクリル樹脂コーティング加工が施されています。
遮光率が99.99%以上あり、光をカットしてくれる上に保温、遮音効果がプラスされているのでとてもオススメです。
■小さな窓には、カフェカーテン
キッチンやトイレなどの小窓には、カフェカーテンがオススメです。
カフェカーテンとは、小窓に取り付けるカーテンのこと。
カーテンレールを設置せずに、突っ張り棒にカーテンを通して使うことができるのでとても手軽です。
面積も少ないので、彩度の高い色や柄物でも、お部屋のアクセントになります。
好きな生地で手作りするのも良いですね。
小窓以外にも、棚の上や、キッチンカウンターの下などの目隠しにも応用できます。
■和室
和室には、シェードやロールスクリーンがオススメです。
デザインも障子風のプリントが施されたものや、和紙風素材などもありますので、和室の雰囲気によく合います。
カーテンをかける場合は畳の色合いにあった、グリーン、ブラウン、ベージュなどの柔らかい色合いが合うと言われています。
■リビング
家族が一番長く過ごすリビングは、誰にとっても快適な空間であって欲しいものです。
色や、柄は家族が落ち着けるものをチョイスしましょう。
床の色や壁の色と同色系でまとめると、部屋が広く見えるという効果があるので、リビングが少し狭く感じると言う方は、カーテンの色を変えてみるのはいかがでしょうか。
また、家族が一番長くいる空間だからこそ、気をつけたいのが部屋の向きです。
西向きの部屋は、夕方近く西日が差しこんで眩しいので遮光カーテンを設置しましょう。
逆に北向きの部屋だと、冬は日が当らず冷え込むので、保温効果のあるカーテンを利用すると、窓から熱が逃げず暖房代の節約にもなります。
【カーテンサイズの測り方】
カーテンで大切なのはやはりサイズ感です。
せっかく素敵なカーテンを購入してもサイズが合わないと気分が上がりませんよね。
■カーテンの幅
カーテンレールの固定されたフックの端から端までの長さがカーテンの幅です。
窓の幅で測ってしまうと幅が足りなくなってしまうので注意が必要です。
■カーテンの長さ
・床と窓が接している窓
カーテンレールのフックから床までの長さを測ります。
ドレープカーテンは測った長さの-2cmがベストな長さです。
窓側にレースカーテンを設置する場合はドレープカーテンの-2cmがベストだと言われています。
いかがでしたでしょうか。
是非、自分のお気に入りの1枚を見つけてみてくださいね。