コラムCOLUMN

TOP > コラム

コラム

自宅駐車場のひび割れついて

こんにちは、TAFです。
毎月1回暮らしや住まいに関するコラムを掲載していきます。
自宅の敷地内に自家用車を停めるためのコンクリート打ちの駐車場を設けている方は多いかと思います。
そんな自宅駐車場で年月が立つとともにひび割れが出てきているのを見つけた、という場合どうされているでしょうか?
今回から自宅駐車場のひび割れついてお話したいと思います。

■土間コンクリートのヒビの種類
自宅駐車場として自宅敷地内の家屋横のスペースなどに地面に直接コンクリート打ちしているものを土間コンクリートといいます。
この土間コンクリートのヒビにはヘアクラックといわれる細かいヒビと、大きな亀裂と隙間、段差を伴うヒビがあります。

■ヒビの原因
土間コンクリートのヒビの原因としては、気候など自然な環境によるコンクリートの収縮によるものと、地盤によるものがあります。
それぞれの仕組みとして簡単に説明すると、以下のようになっています。

・気候など自然な環境によるコンクリートの収縮によるヒビ
コンクリートはその内側に水分を含んでおり、気温により内部の水分が蒸発したり逆に水分量がふえるなど変化をしており、それによりコンクリート自体が伸びたり縮んだりしています。経年することでこの変化により細かいヘアクラックが現れることになります。

・地盤によるヒビ
地面の上に施工される土間コンクリートは、その直下の地盤の地質の影響を受けることになります。
地盤がやわらかい場合、その上の土間コンクリート上を駐車などのために自働車が通り、その重量がかかると地盤が沈むなどし、その変化によって土間コンクリートにヒビが入ってしまいます。

■ヒビが見つかった場合
・細かいヒビ
ヘアクラックの細かいヒビの場合、そのまま使用を続ける上で特に大きな影響はありません。
同じく土間コンクリートから続く自宅にも基本的には影響はないので、美観として気にならないのであれば大丈夫であるかと思います。

・大きなヒビ
大きなヒビの場合、ヒビの間から想定以上の水分が入りこむこととなり、土間コンクリートの内部のワイヤーメッシュ構造を傷め、状態がさらに悪くなる場合もあるので注意が必要です。

■ヒビの修理
美観の回復という形でDIYで細かなクラックを補修することはできるかと思いますが、コンクリートの膨張・収縮にしっかりと耐える補修を行うことはかなり難しいかと思います。特に大きなヒビが発生してしまっている場合など放置によりさらに状況が悪くなったり、地震などによる地盤の影響など他の原因によるものが表面化したものである場合もあります。
判断が難しい場合、安易に放置せずリフォーム相談のできる工務店などプロに見てもらうことが安心かと思います。

次回も引き自宅駐車場のひび割れついてお話したいと思います。
では次回のコラムもお楽しみに。

株式会社TAF 〒851-0101 長崎市古賀町1018-1 TEL:095-839-2695(受付時間 9:00~18:00/定休日:日曜日)
Copyright 2015 TAF co. All Rights Resetved.
TOPへ