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防犯リフォームについて

こんにちは、TAFです。
毎月1回暮らしや住まいに関するコラムを掲載していきます。
今回は最近関心が高くなっている防犯リフォームについてお話します。

■防犯効果のあるリフォームポイントについて
まずは防犯効果の望める住宅にするにはどのような点に注意するべきかを大きく上げていくとすると、「狙われにくい構造(予防)」ということと「侵入しにくい構造(抵抗)」という点があります。
狙われにくい構造とはどういうことかと言うと、外部からの目線に対しての死角がすくなく、屋内への侵入のための時間がとれるかどうかということになります。
次に侵入しにくい構造について考えてみると、具体的に外部からの容易な侵入経路がなく、窓や扉などが堅牢であるかということになります。
こうした点を抑え、具体的にリフォームポイントを検討すると、
・外構
・防犯カメラ
・人感ライトなどの防犯設備
・防犯効果のあるドア
・窓などの堅牢化
・砂利敷きなどの工夫
などが挙げられます。

■外構
自宅を囲む壁・フェンスといった外構の設置は高い防犯効果が望めます。
実際に敷地への侵入を難しくするとともに不審者が侵入しにくいと思う心理的効果もあります。
しかし同時に注意すべき点もあり、外から敷地内の視界が完全に遮られてしまうようなものをフェンスとして使用してしまうと、一度侵入してしまうと侵入した不審者が行動しやすくなってしまいます。
その為例えば縦にスリットの入ったフェンスであると侵入を防ぐとともに、もし侵入されてしまった場合も外部からの視界を完全に遮断されないため、不審者の自由な行動をとらせにくい効果も望めるかと思います。

■防犯カメラ・人感ライトなどの防犯設備
防犯カメラ・人感ライトなどの設置も非常に効果の高い防犯設備です。
不審者に対する心理的な効果も高く、仮に被害にあった場合も被害後の不審者の捜査に役立つこともあります。
設置費用も比較的安く導入出来るため、まずはここから検討してみてもよいかと思われます。

■防犯効果のあるドア
防犯効果の高いドアの機能としては、
・ピッキング耐性の高い鍵の使用
・二重鍵
・鍵カバー
などがあります。

ピッキング耐性の高い鍵とは、よく見かける合鍵の製作が容易な刻みキーではなく、合鍵の製作が難しいディンプルキーといった鍵になります。
こうした鍵は全くピッキング(実際の鍵を使わず特殊な工具で鍵を開けてしまう行為)出来ないとは言い切れないものの、刻みキーより格段にピッキングに強く、開けるまでに時間がかかります。
この「時間がかかる」と言うことが非常に重要で、侵入までに時間がかかると不審な行動の発見の確立があがるため、防犯効果が望めることになります。

二重鍵とはドアに2つ以上の鍵が設置されているものです。これも単純に防犯効果が望めるため、扉のリフォーム時にはお勧めのポイントになります。

鍵カバーとは扉の鍵穴の部分に鍵のついたカバーが被せられた形のもので、このカバーを開錠したのちに扉本体の鍵を開錠する仕組みにするものです。これも同じく侵入までに時間をかけるため、防犯効果の望める仕組みになります。

■窓などの堅牢化
窓の防犯リフォームとしては、
・割られにくいガラスを使用した窓
・二重鍵
・シャッターなどの設置
があります。
特に大きな窓や外へのアクセスに利用できる窓扉(そうひ)などには通常の窓の高さの中央部分の鍵に加え、大人の手の届く高い位置にもう一つ鍵を付けることで、防犯以外にも子供の不意な窓やベランダなどからの転落事故対策にも効果が望めるので検討してみることをお勧めします。

■砂利敷きなどの工夫
敷地の屋外に対しての工夫として、足元に移動時に踏みしめると音が出る砂利を敷く、といった工夫も防犯効果があります。
その他としては不必要にものを置いて散らかった雰囲気を出さない、しっかりと目が届いている空間であるという意味合いを出すために敷地内を整理しておくといったことも効果があります。

いかがでしたか。
住宅の防犯のためにはここに上げたリフォームによる「狙われにくい構造(予防)」ということと「侵入しにくい構造(抵抗)」に加え「実際に侵入を感知した場合の警備会社などとの契約(対処)」、「普段からの近隣同士でのみまもり」などが加わるとより効果は高まります。
普段から防犯意識を高め、安全な暮らしを送っていただければと思います。
それでは次回のコラムもお楽しみに。

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