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屋上の利用について

こんにちは、TAFです。
毎月1回暮らしや住まいに関するコラムを掲載していきます。
今回は屋上の利用についてお話します。

■メリットとデメリット
屋上の利用のメリットは何と言っても解放感です。他の住宅と比べ、高めの位置に利用出来る空間を確保出来るため、非常に満足感の高い土地の利用法です。
こうしたことも含め屋上利用のメリットをあげてみると、
・土地(敷地の)有効利用
・高い位置に自由な空間を確保出来る
・延べ床面積に含まれない空間を確保出来る(2mまで)
があります。
もちろん同時にデメリットもあり、
・しっかりとした耐性の設計が必要になる
・メンテナンスもしっかりと考える
・暑さを考慮する
・周辺住民への配慮が必要
などが考えられます。
これらメリット、デメリットの一部をもう少し詳しく見ていきましょう。

■屋上は延べ床面積に含まれない
屋上は延べ床面積に含まれません。その為地上部分の屋外に菜園などのための庭のスペースを取る代わりに屋上にこうした菜園スペースのような庭の役割を持たせることで土地の有効活用につなげることが可能になります。
しかし高さには注意が必要です。こうした屋上スペースでは2mを超えた部分を作ると延床面積として数えられます。また、屋上からの高さ(建物全体での最長高)の制限がその建物を建てている土地区画の基準に収まっているかには注意しましょう。

■しっかりとした耐性の設計の必要
屋上部分を人やその他のものを置いて利用しようとするとこうした荷重に対しての設計が大切です。また落下しないように柵などの設置も考えておくのがよいでしょう。
平らで囲まれた面を設ける、植物を育てるなどの目的を持っている場合、特に水はけなどについても考える必要があります。

■暑さ対策
屋上部分は思っているよりも暑さを感じます。空からの日照による熱に加え、この熱で暖められた足元部分(建物の屋上面)からの熱で、地上部分の庭とは別の暑さを感じます。
日差しを遮るなどの暑さ対策のアイデアが必要な場合があると言えます。

■周辺への配慮
敷地の高さ的な利用の制約に問題はないとしても、高い位置から近隣の敷地が見渡せる状態になったり、逆に屋上スペースが近隣から見える状態で自身のプライベートが守られていない状態であるなども十分にあります。
特に前者は円滑なご近所付き合いにも影響がある問題ですので、周囲への配慮と理解をしっかりととってもらうようにすることが大切です。

いかがでしたか。
それでは次回コラムもお楽しみに。

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