こんにちは、TAFです。
毎月1回暮らしや住まいに関するコラムを掲載していきます。
今回は減築についてお話したいと思います。
■減築とは
減築とは建物のリフォームの際に床面積を減らすことをいいます。子供が独立したり家族構成や生活スタイルの変化に合わせて行います。減築では2階建て、3階建てなどの階数を減らしたり、平屋の一部撤去、2階または1、3階ともに面積を減らす、フロアを吹き抜けにして床面積を減らす、などを行います。
■減築のメリット
床面積を減らす減築にはいくつものメリットがあります。
・掃除をする手間が減る
・エアコンなどの光熱費を抑えることが出来る
・建物の安全な維持のための長期的なメンテナンスのコストを減らすことが出来る
・床面積が減ることで固定資産税をおさえることになる
・階段の上り下りなど余計な移動の負担を減らすことが出来る
・戸締りなどについて気を配る場所が減るので防犯性も高くなる
・耐震性が高くなる
また平屋の床面積の減築、または1、2階ともに減築することにより敷地内で建物に使っている面積が減るため、そこで出来た空き部分を新たに庭やガレージなど趣味に使う屋外空間を設けることも出来るようになります。
■減築のデメリット
減築のデメリットとしては
・床面積が減ったことについての登記申請が必要
・大規模な改修作業に及ぶことが多いため、工事期間の仮住まいなどを用意する必要が出てくる
などがあります。
■減らした部屋の機能の代わりも合わせて考える
高齢になり、家族構成の変化や自宅内での移動の不便がある場合に減築を検討されるケースが多くあります。
2階建て以上の住宅を平屋にするなど、自宅内での移動の負担と合わせ、平屋部分の各部屋の段差をなくすバリアフリー化のリフォームも合わせて検討することで、より効果のあるリフォームになることもあります。
■高齢での減築
減築のデメリットとしては
・床面積が減ったことについての登記申請が必要
・大規模な改修作業に及ぶことが多いため、工事期間の仮住まいなどを用意する必要が出てくる
などがあります。
いかがでしたか。長く住宅を利用していく中で家族構成や生活スタイルが変わることは当たり前に起こることです。
快適に暮らすために生活スタイルに合わせた住宅のリフォーム、そしてその一つとして減築について検討してみることもよいことかと思います。
それでは次回コラムもお楽しみに。