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屋根のリフォームについてパート①

こんにちはTAFです。

毎月1回暮らしや住まいに関するコラムを掲載していきます。
今回は2回にわけて屋根のリフォームについてお話したいと思います。
まずは屋根瓦の種類について紹介します。

【屋根瓦の種類】
屋根瓦には材質、形状によっていくつもの種類があります。まずはよく使われるものの種類とそれぞれの特徴について紹介します。

■粘土瓦
平らな形をしたF型の日本瓦、大きく波打った形のスパニッシュ(S)型などがあります。
粘土を成形し、ゆう薬(上薬)を塗って焼いたものを陶器(釉薬)瓦といい、それに対しなにも塗らないものをいぶし瓦といいます。
寿命は長く100年ともされ、設置後塗装しなおす手間も必要ありませんが、重量が重く、台風や地震によって落下や飛来物によって破損してしまう可能性があります。

■ガルバリウム鋼板
いくつかある金属屋根のうち、現在もっともよく用いられているものがガルバリウム鋼板です。
見た目は粘土瓦と違い平坦な板状をしています。
ガルバリウム鋼板はアルミニウムや亜鉛を原料にしたメッキ鋼板で、外側の塗膜がしっかりとしているためさびにくく、塗膜自体の耐久年数が最低で10年保障、本体自体も20~30年ほど寿命があるとされています。
またさまざまなグレードがあり、フッ素樹脂加工をしているものにおいては設置後、まったくメンテナンスをしなくてもいいとされるものもあります。

■スレート瓦
スレート瓦には天然の玄昌石を板状にしたものと、セメントを成形したプレスセメント瓦があります。
天然スレート瓦は気候に対しての耐久性、断熱性は高いというプラスの面がありますが、割れやすく、価格が高いため、それほど普及していません。
プレスセメント瓦は成形しやすい素材の為、粘土瓦のようにさまざまな形で瓦をつくることができ、塗料によってさまざまな色のものを作ることができます。また粘土瓦より重量が軽いという特徴があります。
しかし定期的にメンテナンスを行わないと表面保護も兼ねる塗料の劣化によって瓦自体も劣化してしまいます。
多くの場合スレート瓦というとこの後者の人口のプレスセメント瓦になるかと思います。

■コンクリート瓦
セメントを成形したスレート瓦・プレスセメント瓦と同じくコンクリートを素材としていますがセメントの割合が少ないものになります。
粘土と同じくらいの重量がありますが、価格が安い特徴があります。

■銅板
さびにくく安価で耐久年数も60年ほどあります。
重量も軽く形状も加工しやすいため、複雑な屋根の形状に合わせて設置することが容易です。
またマイナスな面としては塗装に向いていないためそのまま設置することになりますが、表面に緑青の結晶がつきます。
これがサビを防ぐ効果をもたらすのですが、見た目的にあまりいいとはいえないかもしれません。

■トタン
安価で加工もしやすいですが、さびに弱い性質があります。塗装によって防錆を行います。
耐久年数は塗装の具合にもよりますが、塗装の劣化によってさびが発生してしまうと10年ほどです。
また保温効果も低く、雨などの音を防ぐ効果も低いです。

いかがでしたか?
あなたのお宅ではどのような瓦素材を使っているでしょうか?
デザインの好みや耐久性、予算など、さまざまなことから選ばれたと思います。
改めて色々な特徴を知って次回のリフォームに役立てていただければと思います。
来月は引き続き屋根のリフォームについて、その種類とタイミングをご紹介します。
それではまた次回のTAFコラムもお楽しみに。

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